柳津あおやま眼科クリニック
柳津あおやま眼科クリニック

当院からのお知らせ

乱視用(トーリック)眼内レンズを使った白内障手術

更新日:2017年04月21日

後でこの記事を読むなら、はてなブックマークが便利です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

IMG_6092

この数日間は外来とその他の雑務で、ウェブ更新する時間作れませんでした。

いつもと同様に、白内障手術やレーシック、瞼(まぶた)の手術、網膜のレーザー治療などなど。

白内障手術では、乱視が強い方には積極的に乱視用(トーリック)眼内レンズを使用しています。

上記の写真のように乱視が-2ディオプター前後ある方でも、

IMG_6094

乱視用(トーリック)眼内レンズと、

IMG_6096

オーダーメイドで白内障手術ができる装置、ベリオンとの組み合わせで、

IMG_6087

IMG_6089

1週間前に手術した右目はほぼ乱視ゼロに、手術翌日の左目も乱視は大幅に軽減。

視力も1.2〜1.5に回復されました。

乱視用眼内レンズは通常の眼内レンズの2〜3倍の納入価になるのですが、保険制度上、患者さんの費用負担は変わりません。

採算(経営)的には乱視用眼内レンズは疑問符?なのですが、良い結果を出していけば、最終的に何とかなるだろうと信じてやっています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

IMG_6097 (1)

昨今の情勢で、こんなものも、常備するようにしました。

有機リン剤中毒の解毒剤、主には農薬の中毒の際に使われていたものですが、最近では農業の変化とともに、有機リン中毒は少なくなりました。

ただ、同じ有機リン系であるサリンやVXの解毒剤になります。

大人の場合は2アンプルを静脈注射で使います。

しばらく前ですが、知人が地下鉄日比谷線でサリン被害にあっているので、個人的には身近な話題でもあります。

こんなもの入れても期限切れで使わなかったね、なんて笑い話で済んでほしいものです。