柳津あおやま眼科クリニック
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日々の記録

更新日:2020年05月16日

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本日の外来、手術ともにすべて無事に終了しました。

白内障手術はすべて保険適応の多焦点眼内レンズを使用。

その他、レーシック治療4件、硝子体注射2件など。

レーシック治療で使用する、レーザーを発生させるためのガスが、海外の状況から手に入りにくくなりつつあり、これから値上げの予定とのこと、先月、交換したばかりですが、新規に発注しました。

ガス1本で100万円近く、ウクライナで生産されているので、当地の紛争の際には1本200万円くらいまで高騰しましたから、さらに値上げされる可能性高いとのことで、やや早いのですが、先を見越して発注した次第です。

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先月から今月にかけて、網膜症硝子体疾患が増えています。

最新の網膜硝子体の手術機器のコンステレーション、SF6ガスやパーフルオロカーボン、シリコンオイルなど(本来、使いたくはないものもあります)、様々な状態の網膜症硝子体疾患に対応できるように準備はしていますが、今週は硝子体手術が多く、キャパシティーを超えた分、他施設と協力しながらの治療を行いました。

悩ましい症例がある時には、24時間、ずっと頭を離れることはありません。

最善の選択は何なのか、様々なシミュレーションをしながら、考えている時は1〜2時間ごとに目が覚めます・・・。

閑話休題。

新しい検査機器を導入しました。

20年近く前から屈折矯正治療に携わってきたこともあり、コントラスト感度検査はその当時から行ってきました。

レーシック治療の場合は、-6ディオプターくらいまでの近視でしたら、コントラスト感度は低下しない、もしくは向上することが分かっています。

最近は様々な原理を利用した多焦点眼内レンズが利用できる様になり、用途によっての使い分けが重要だと考えています。

普及しつつある過渡期の治療でもありますから、その評価をするための手段として、最新のコントラスト感度の検査機器を導入しました。

以前使用していた検査機器と比較すると格段の進歩ではありますので、使うのが楽しみです。