保険適応多焦点眼内レンズ(レンティスコンフォート)の実力 | 柳津あおやま眼科クリニック

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保険適応多焦点眼内レンズ(レンティスコンフォート)の実力

更新日:2020年10月17日

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今日は手術はレーシック治療2件のみ、内眼手術は無し。

昨日の術後検診(白内障手術の他、ICL手術、レーシック、ラゼック、クロスリンキング)など。

白内障手術は3分の1は自費の多焦点眼内レンズを使用した白内障手術、他3分の1は保険適応の多焦点眼内レンズのレンティスコンフォートを使用、残り3分の1は乱視矯正のトーリック眼内レンズや、近視をわざと残した単焦点眼内レンズなどを使用しています。

レンティスコンフォートに関しては、乱視が少なく、適応がある方には積極的に使用しています。

昨日、手術を受けられた方。

かなり遠視が強く、近くを見る際には+6ディオプターくらいの加入が必要な状態でした。

水晶体の混濁は年齢的に中くらい。

両眼治療翌日の今日、右は裸眼0.7、左は裸眼1.0くらい、乱視が多少あった右目がやや低めには出ていますが、もう少し視力は出てくるかと思います。

近くの30センチでの視力は右目が裸眼0.8、左目は裸眼1.0、これくらいあれば、日常生活での眼鏡はほぼ必要なくなります。

こうして、遠くも近くもよく見える方もいらっしゃいますし、レンズの設計上は近くの加入度数は自費のレンズよりは弱いので、近く用の眼鏡が必要な方もいらっしゃいます。

安定して近くが見えるようにしたい場合や、乱視がある方は、自費の多焦点眼内レンズのほうが安定して良い結果は得やすいです。

ICL手術とレーシックは治療直後にも視力は計測していますが、どちらも昨日の時点で裸眼で1.5、良好な経過でした。

強度の近視の方などに向いているICL手術、コンスタントに毎週数件行っていますが、全国的にも増加傾向のようです。

片眼5分から10分、両眼で20分〜30分くらいの手術時間です。

できるだけ術後早期から視力が出るよう、創口作製、粘弾性物質の入れ方など、少しずつ、改良を加えています。

今月から来月にかけて、いくつか新しい検査機器、治療機器も導入予定です。