柳津あおやま眼科クリニック
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当院からのお知らせ

多焦点眼内レンズは何にするか。

更新日:2020年12月05日

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白内障手術はたまたま全症例、多焦点眼内レンズを使用したレーザー白内障手術でした。他はICL2件、レーシック2件、眼瞼腫瘍切除1件など。

多焦点眼内レンズ選び、5焦点眼内レンズやEDOFタイプを始めとして様々な種類のものが出ては来ていますが、その分、受けられる側からしたらわかりにくくなっています。

焦点数が多いほど見えるかというと、必ずしもそうとは限らず、高齢などで網膜を始めとした眼球の機能面での弱さがあると、焦点数が多いほどレンズの性能と網膜や角膜等、他の部位の機能がバランスせず、視力は出にくくなることがあります。

また、高額な?眼内レンズ程よいのかというと、メーカーの売り方の戦略や各クリニックでの位置づけで自費診療であるがゆえに値段もばらつきがあり、また、レンズの特性と治療を受けられる方の目的がある程度、合致していないと望むような結果からはずれてしまいます。

当院では自費の多焦点眼内レンズ手術は使用する眼内レンズの種類に関係なく、一律片眼36万円(税込)、レーザー使用の場合プラス12万円(つまり片眼48万円(税込))で行っています。

レンズの価格を一律にすることで、治療を受けられる方が値段に惑わされることなく、ご自身にあった眼内レンズを使用させていただいたり、時として、(当院でもよく使用しているファインビジョンやアクリバトリノバなどは1.5倍以上の価格設定のことが多いせいか)患者さんからこれを使ってほしいと、遠方からいらっしゃることもあります。

目的にあっていれば、ご希望の眼内レンズで施術する場合もありますし、違う眼内レンズのほうが良い結果が期待できる場合には異なる提案をさせて頂く場合もあります。