柳津あおやま眼科クリニック
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更新日:2021年07月07日

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昨日は白内障手術から黄斑円孔の硝子体手術まで、全症例で3Dデジタル手術で治療を行いました。

昨日は自費もしくは選定療養での多焦点眼内レンズが多かったのですが、今日は9割で保険適応のレンティスコンフォートを使用しました。

レンティス、レンズの形状がプレート型なので、水晶体嚢内に入れる時に注意を要します。

特に小瞳孔眼ではcccのラインが見えないことは珍しくはありません。

3Dデジタル手術での見え方、奥行き感は通常の顕微鏡より分かりやすく、解像度も調整は可能で、その点は問題なさそうです。

顕微鏡と異なり、術者の姿勢の制約が少ないため、いつもよりは多めの症例数ながらも疲れは少なくすみました。

翌日の検診でも全員、経過は良好。

機器の調整をしながら全ての手術を3Dデジタル手術に移行していく予定です。

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日曜日は硝子体手術セミナーのライブ配信でした。

今回は半分症例検討、半分製品紹介でした。

症例検討は主には外傷等、イレギュラーなケース、カニューラが折れてしまうケースは時折あるようで、ポートを拡大し、バックフラッシュニードルで吸い寄せて抜去。

他、網膜下に迷入したパーフルオロンの除去に応用できる器具の紹介など。

来年にはリアルでの学会が開催されることを期待しています。