マイクロケラトーム | 柳津あおやま眼科クリニック

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マイクロケラトーム

更新日:2016年09月21日

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連休明け、東海地方でも、台風が近づいています。

そんな天気の中ですが、本日も白内障手術やレーシックなど、数件のオペをおこなっています(先程、レーシックが終わり、これから白内障手術です)。

レーシックでもフラップ作成方法の違いで、マイクロケラトームという金属製のカンナを使う方法と、レーザーでフラップを作成する方法の両方をおこなっています。

機器の取扱の煩雑さなどもあり、両方ともおこなっているクリニックは少ないです。

レーシックではフラップといって角膜の表層を0.1ミリくらいの厚みで薄く切開して、その下の角膜実質層ををエキシマレーザーで削って屈折状態を変えることで、近視や乱視、遠視を矯正します。

レーシックが30年近く前に始まった当初はフラップの切開にはマイクロケラトームという金属製のカンナを使う方法だったのですが、2000年代に入り、レーザーでフラップを作成する方法が登場して、乱視が強い方も含め、より様々な目の状態の方の治療を安全におこなうことができるようになりました。

マイクロケラトームも進化して、ほぼその完成形といえるのが、当院でも使用しているフランスモリア社のマイクロケラトームです。

当院ではその中でも最新のバージョンのマイクロケラトームを使用しており、厚さが均一でなめらかなフラップが作成できるので、通常の近視であれば、レーザーでフラップを作成した場合とくらべても得られる手術結果は同等というデータが出ています。

なお、目の形がいびつな場合(乱視が強い)や、角膜周辺部を主に削る必要がある遠視の場合には、フラップの形や大きさのオーダーメイドができるレーザーのほうが有利で良い結果が出ます(マイクロケラトームは一定の形にしかフラップを作成できないので、”一定の目”であれば、全く問題ありませんが、近視以外の乱視や遠視はレーザーでのフラップ作成が向いています)。

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写真はフランスモリア社のマイクロケラトームです。

手術結果に関しては全く問題ありませんが、難点は、フランス製でヨーロッパ人(Caucasian)を想定しているからか、器具がやや大きく、瞼裂が小さめのアジア人にとってはやや大きすぎることです。

小柄な女性だと、器具の装着に苦慮することがあります。

レーザーでフラップを作成する方法は器具がとても小さいので、装着はほぼ問題ありません。

あとの難点は、機器の本体の大きさと、メンテナンスや手術の消耗品で一人あたりで10万円以上かかるので、結果として、マイクロケラトームのレーシックよりも費用は高くなります。

一般的なレーシック専門クリニックだと、レーザーでフラップを作成するレーシックは両眼で30万円前後になっているのは、それが大きな理由です。

レーシックに代表される屈折矯正手術はコストのことを考えてしまうとなかなか大変なのですが、白内障手術を始めとした眼科手術が、機器の進歩にともなって、単に手術前よりは見えるようになればよしとする手術から、はっきりと見えるようになる(見えるようにする)見え方の質を追求する手術に変化してきていますから、そのときに、レーザーによる屈折矯正手術は必要不可欠とも言える存在です。

眼科医療がさらに高度化しつつある昨今、受けることができる医療の地域格差が生じつつありますが、岐阜でも最新の治療をお受けいただくことができるように、頑張ります。

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ランニングシューズ、新しくしました。

日本人の甲高、幅広に合わせた、アシックスのランニングシューズです。

昨日は都内をゆっくり、10キロほど走りましたが、大丈夫そう。

本当は横浜で開催されている緑内障学会に参加するつもりでしたが、急用で都内滞在に。

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走っている途中で、麻布十番のたいやき屋さん、浪花家(なにわや)総本店に立ち寄り、たい焼き5個を購入。

かつて大ヒットした歌謡曲(正確には童謡)、”泳げたいやきくん”のモデルになったお店です。

甘すぎない粒餡と薄皮で、私的にはここのたい焼きがベストです。

いつもランニングの途中で購入しているので、店員さんには覚えていただいて注文もスムーズです。