新しい多焦点眼内レンズと硝子体混濁治療 | 柳津あおやま眼科クリニック

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新しい多焦点眼内レンズと硝子体混濁治療

更新日:2017年09月09日

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ドイツから届きました。

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新しい眼球模型です。

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こちらが今まで使っていたもの。

周囲の骨もあるのが異なります。

10年くらい使っています。

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頻繁に落としたりしていたので、角膜がとれ、硝子体も半分になってしまいました。

診療室は2つあるので、第二診察室で、修復してこちらも使い続けます。

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本日の外来、手術も無事、終了しました。

終わってから市内某所で行なわれている勉強会に参加。

某社の新しい多焦点眼内レンズと、YAGレーザーによる硝子体混濁治療について。

遠くの見え方は良好であるのに対して、近くの見え方は弱く、近視が多い日本人には従来の多焦点眼内レンズのほうが良いのでは、とのことでした。

ちょうど、これからまとめて発注するところだったので、とても参考になりました。

YAGレーザーレーザーによる硝子体混濁治療は何年か前から日本でも行われていますが、実際の印象としては(患者満足度の観点から)最終的にレーザーでの治療対象となる混濁は限られてはいます。

限局した混濁であるワイスリングは良い適応になるのですが、臨床で飛蚊症を気にされる方の混濁はワイスリングのみではないことが多いのと、レーザーで軽減はされても残ることが多いので(患者さんは多少ましになる、というのではなく、気になるモヤが無くなることを望まれます)、自費で20〜30万円に値するだけの満足度がトータルでは得られにくい傾向があります。

症例を選べば、満足度は高い治療だと思いますから、ワイスリングのような限局した分かりやすい混濁はまずはレーザーで治療し、それ以外は硝子体手術で治す、という流れになるのかもしれません。