年内最後の内眼手術 | 柳津あおやま眼科クリニック

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年内最後の内眼手術

更新日:2020年12月23日

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例年でしたらもう少し遅い時期まで手術をして、年末年始も術後診察をしていましたが、今年は年内の予定内眼手術は今日で終了にしました。

20年前に白内障手術をした片眼に近視度数をあわせた乱視矯正タイプの単焦点レンズ症例以外は全例、多焦点眼内レンズを使用した白内障手術を行いました。

そして、本日(今年)最後の症例は過熟白内障の水晶体亜脱臼症例、硝子体手術+多焦点眼内レンズ強膜内固定でした。

ご覧の通り、真っ白で眼底は全く見えません。

ある程度、チン氏帯が弱いことが予想される症例ではありましたが、術前検査時にはまだ水晶体は然るべき位置にあったものが、手術当日、すでに半周ほどチン氏帯が断裂、眼内レンズの嚢内固定は断念せざるを得ませんでした。

安全に水晶体の処理を行うために、レーザーを使って前嚢切開、水晶体切除を行い手術開始。

チン氏帯が大きく断裂しているので、カプセルエクスパンダーで水晶体嚢を保持しながら水晶体核を処理。

あると便利な器具を用いて、眼内レンズを強膜内に固定。

位置は良さそう。

屈折誤差が出る可能性もありますから、あとはどれくらいの見え方になるか、経過観察です。