レーシック、RK手術後の白内障手術

本日の外来、手術とも無事に終了しました。
外来終了後は紹介状の返信や眼内レンズの度数計算など、25時過ぎくらいまで。
今日は度数計算のうち、レーシック手術後が4件、RK手術後は1件。
レーシック手術が1980年代に始まって40年経ちますし、RK手術はそれ以上になりますから、レーシックやRK手術を受けられた方で白内障手術を受けられる方は今では珍しくありません。
そうした際の注意点としては、レーシックやRK手術を受けられた方は裸眼で見えるようにするために手術を受けられた経緯がありますから、白内障手術を受けられる際にも出来るだけ裸眼でまた見えるよう治療を希望される方が必然的に多くなり、多焦点眼内レンズを選択される割合が多くなります。
最近では測定機器の進歩や眼内レンズの度数計算の精度の向上で1度の手術の予想に近い結果になることが多くなりましたが、さまざまな要因で近視や遠視、乱視が残る場合があります。
そのような場合にはレーシック治療によるタッチアップ(残った近視や乱視の矯正)、アドオンレンズの挿入などによる補正も可能です。
レーシック治療後の白内障手術は技術的には通常の白内障手術と基本的に変わりありませんが、どのような見え方にするのか、また、その後の修正などが必要になる場合もあるので、どこのクリニックでも積極的に取り組んでいるわけではないのが現状です。
レーシック治療後やRK手術後の白内障手術を希望される方は、単焦点、多焦点、アドオンレンズ等さまざまな治療の選択に対応しておりますので、ご相談ください。